イニシエーション・ラブ(乾くるみ)を読んだ感想を紹介!おすすめしたいのはこんな人!

今回は、乾くるみさんの「イニシエーション・ラブ」についてご紹介します

この作品は、1980年代の青春ラブストーリーを描いた小説で、2015年には映画化もされました。

読者を惑わせるトリックや驚きの展開が満載の作品となっていて、乾くるみさんの独特の文体やユーモアも魅力的です。

さらに、映画では1980年代の音楽やファッションも楽しめますよ!

ぜひ、興味のある方は参考にして頂けたらと思います。

乾くるみの「イニシエーション・ラブ」を読んだ感想について

早速、「イニシエーション・ラブ」を読んだ感想をご紹介したいと思います!

この小説は、書店で帯に書いてあったコメントを見てなんとなく読んでみよう、と思い購入したのですが大当たりでした。

バブル期で浮かれる世間の中で出会った男女の恋模様を描いた本作はとにかくリアル。

お互い好き同士だった2人の気持ちが少しずつ変化していく様は、おそらく多くの人が「分かる、分かるよ」と共感するでしょう。

さて、そんなリアルな恋心を描いたこの小説の帯にはどんな作品と紹介されていたかと言うと「絶対に2度読みたくなる小説」です。

そう、この小説はいわゆる恋愛小説としても立派に成り立っているのですが、実はある意味ではミステリー小説とも呼べる代物なのです

詳しく書いてしまうともちろんネタバレになってしまうので書きませんが、僕から言えるのは一言です。

「あなたは絶対に2度読みたくなるでしょう」

はい、まさに帯に偽りなし!恋愛小説とミステリー小説として2度楽しめる上にもう一度読んでしまうので×2で一冊で4度楽しめちゃいます。

最初は微笑ましく見守りたくなるような2人の恋模様、その本当の姿に読者は驚かされ、そして二度目に読み直して「あー!なるほど、こういうことかぁ!」と思わずうなってしまうこと間違いなし。

それがこの本を読んだ人にとってのイニシエーション(通過儀礼)というわけです。

乾くるみのプロフィールや経歴について

ここでは、乾くるみさんのプロフィールや経歴についてご紹介します

プロフィールについて

  • 名前:乾くるみ
  • 本名:非公表
  • 年齢:60歳(2024年9月現在)
  • 生年月日:1963年10月30日
  • 出身:静岡県
  • 身長:非公表
  • 血液型:非公表

経歴について

乾くるみさんは、1998年「Jの神話」で第4回メフィスト賞を受賞し、34歳で作家デビュー。

デビュー前にはIT企業に就職していて、ソフト開発に従事していました。

そして、2004年に刊行した「イニシエーション・ラブ」が様々なミステリー小説ランキングに軒並みランクイン。

2007年に文庫化されるとたちまちテレビやメディアで紹介され話題になりロングヒットとなり、2014年には100万部を達成します。

さらには2015年に映画化。

映像化が難しいと言われていた今作が映画になる、ということで“どうやって不可能を可能にしたのか”、と大きな話題を呼びました。

また乾くるみさんは、「市川尚吾」名義で評論活動も行っています。

乾くるみの主な代表作品

乾くるみさんの「イニシエーション・ラブ」以外の主な代表作品をいくつかご紹介します

  • リピート 
  • セカンド・ラブ 
  • 嫉妬事件

どれも読み応えがありますし、登場人物の感情や心理がよく伝わってきます。

乾くるみさんの作風が好きな方は、ぜひ読んでみてくださいね。

乾くるみの「イニシエーション・ラブ」はこんな人におすすめ!

最後に、乾くるみさんの「イニシエーション・ラブ」はこんな人におすすめ!ということで、その理由についてもご紹介します!

「イニシエーション・ラブ」最大の魅力といえば、斬新なアイデアに基づき構成されたそのストーリーでしょう。

読み進めていくうちにいつの間にか沼にはまり込んでしまうかのように没頭し、クライマックスではまるで予想外の角度から頭を殴られたような衝撃が与えられます。

これがまた単に「読者の予想を裏切ってやる」と奇抜なことをやっているだけではなく、しっかりと伏線を張り巡らせ丁寧に回収されていくので読んでいる方も大変気持ちよく騙されることができます。

本作は恋愛小説としても大変魅力的ですが、緻密に計算され尽くしたそのストーリーはミステリー小説好きにおすすめ。

特にどんでん返しや二度読みたくなる作品を求めている人にはぴったりの小説です。

まだ読んだことのない方はぜひその衝撃を体感してみてください。

まとめ

今回は、乾くるみさんの「イニシエーション・ラブ」についてご紹介しました

「イニシエーション・ラブ」は、1980年代の青春ラブストーリーですが、読者を惑わせるトリックやサプライズが満載で、一度読んだら忘れられない作品です。

興味を持った方にはぜひ読んで頂きたいですね!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。